初めておむつを着けた翌た日(12日)、あまりにも何も食べないので、ミルメルを強制給餌したところ嫌がって吐き出してしまいました。そこで今度は液状のカロリーエースに変えてみたのですが、明らかに飲み込むのが辛そうで、しきりに口の中に手を入れて取ろうとするような仕草をするようになったのです。
その日の夕方、口元に血餅が出来ていました。 口内炎に効く「アロエベラジュース」を与えましたが、これも嫌がり、口から血の混じった状態で吐き出してしまいました。どうも水分ですら飲み込むのが辛そうなのです。 翌13日、新しく買ってきたドライフードを少し食べてくれたものの、相変わらず口からの出血は治まらず、抗生剤代わりのコロイダルシルバーやアロエベラジュースをシリンジで飲ませていました。 そしてとにかく何でもいいので食べて欲しくて、あれこれ開封してはひょう太くんの前に出してあげるのですが、どれもこれもお気に召さない様子。 そんな中、晩御飯をテーブルに並べていたところ、珍しくひょう太くんがダイニングテーブルの上に上がり、お皿に盛った「鶏団子スープ」を舐めていたのです。 そこでほんの少しだけ鶏団子をあげてみたら、ペロッと食べてしまいました。ちゃんと食欲はあるようなのです。 たださすがに人の食べ物はあげられないのでそれ以上は止めにしましたが、その後も何も食べようとしませんでした。 14日早朝、私がトイレに行くのに起きたところ、ケージの中からいつもとは違う遠吠えのような大声で鳴き叫び、何か異常な感じを受けました。 一日中リビングのソファーで寝ているばかりで、ご飯も食べません。ただその日の夜、新しい缶詰でとろみのあるウェットをあげると興味を示し、思いがけず3分の1ほど食べてくれたのです。滅茶苦茶嬉しくて、「お口が痛くても食べたいものなら食べてくれる。薬に頼らなくてもまだまだ大丈夫」と思ったのです。 この日は他にエネルギーちゅーるを1本強制給餌しただけとなりました。そして相変わらず口からは血の混じった涎が出続けていました。ソファーの毛布や、私のベッドのシーツや毛布などひょう太くんの寝るところは全て、血糊のようなシミがたくさん付いていて、ただでさえ貧血なのにこんなに出血していいものかと怖くなってきました。 翌15日、朝ひょう太くんの体重を計ると2.4㎏まで落ちていました。保護した時より軽くなってしまったのです。 体をマッサージしてあげても、以前のように腰をあげたり喉を鳴らしたりして喜ぶこともなく、じっとうずくまったまま無反応になってしまいました。こんなことは今まで一度もありませんでした。余程具合が悪いのでしょう。 とにかくなんとかこの出血を止めてあげたい・・・。 ネットで検索しまくって、熊笹エキスが口内炎や食欲不振に良いと知り、近所の薬局を探しまわりましたが、唯一取り扱っていた漢方の薬局では「今日まとめて買っていった人がいて売り切れました~」と言われ入手できず。 結局この日はエネルギーちゅーるを2本だけで、カロリーエースやロイカナ退院サポートは吐き出してしまいました。 前日は自分から缶詰を食べたのに、急激に生気が無くなって、もう食べる事を自ら止めようとしているかのように感じたのでした。 新しく買ったダウン風のお洋服は前ボタン式で脱ぎ着がしやすいです。
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by keitycat
| 2021-12-17 02:11
| ひょう太闘病記録
保護した当初はすぐにシステムトイレを覚え、たまにOBする程度だったひょう太くんですが、1ヶ月位前から、ケージから出して自由にすると、家のいたるところにおしっこをするようになってしまいました。
始めは玄関のたたき部分や洗面台のマットの上などある程度決まったところでお粗相してましたが、背中の腫瘍が見つかった頃からお布団やソファの上でも(しかも決まって寝起き直後)するようになってしまい、日に日にエスカレートしていきました。 毎日のお洗濯もだんだん負担になってきたので、ひょう太くんにはまだまだ早いと思っていましたが、11日の土曜日からおむつを着ける事にしました。 猫専用のおむつです。 体重3.5㎏以下なのでSSサイズにしました。最大12時間、おしっこ4回分の吸収力です。 嫌がって脱いでしまうのではないかと思い、とりあえずお試しパックを使ってみたところ、多少違和感を感じて歩きにくそうにしていましたが、問題なく着けてくれました。 おむつ自体も非常に良い商品で、ズレたり漏れたりすることもなく、テープの着脱もスムーズ。デニム柄とチェック柄のデザインも可愛いです。 初めのうちは日中リビングでフリーにしている時だけおむつを着け、ケージ内にいるときは着けない予定だったのですが、ケージから出たがって鳴くので、結局ほとんどの時間でおむつ生活になりました。 ところで、先日ひょう太くんの飼い主さんが判明するという出来事がありました。 保護した場所のすぐ目の前のアパートに住む一人暮らしの高齢女性で、以前から野良猫に餌やりされていて、ご自宅でも何頭も飼われていることは知っていましたが、個人的なお付き合いがなく、ほとんど顔を合わせることもなかったのできちんと確認もせず今に至ったのです。 お話を聞くと、兄弟猫3頭を飼われていて普段家と外とは出入り自由、ひょう太くんはどちらかというと家にいることが多く、飼い主さんのお膝の上が大好きだったそうです。 それが夏前になって急激に痩せてきて、ある日出て行ったきり帰ってこなくなったという事でした。 私が保護したのが9月5日、そうすると2ヶ月ほど姿を隠していたことになります。 とはいうものの、アパートのお隣のグレイちゃんのお宅では激やせしたひょう太くんを時々見かけていたそうなので、完全に隠れていたのかどうかは定かではありません。 ちなみにひょう太くんは「ガンちゃん」と呼ばれていて、好き嫌いが多く、他の兄弟猫と同じものは食べなかったそうです。 その飼い主さんからは特にひょう太くんを返して欲しいとの申し出もなかったので、引き続き我が家で見守ることとなりました。 #
by keitycat
| 2021-12-17 00:09
| ひょう太闘病記録
背中の腫瘍は、大きさの変化は無いものの、周辺の組織にもでこぼこしたものが広がっているのが触ってわかるようになりました。食欲もどんどん低下し、毛並みも悪くなってきています。 そして抗生剤を止めてから、口臭に加えて体臭が強くなってきたように感じていました。体重も落ちてきて、3か月前の保護した直後に近いくらいまで下がり、また振り出しに戻ってしまったような感覚です。それとも新たなステージに移行してきたのか・・・。 そんな中、いつものようにひょう太くんをマッサージしていると、なんだか尻尾の毛があちこちパリパリに固まっているのに気づきました。初めはウンチかペースト状のフードが付いて固まってしまったのかな?と思いましたが、下痢もしてないし、尻尾までフードは飛び散らないし???とりあえずウェットシートや濡らしたコットンなどで拭いてあげていましたが、乾くとまた同じように固まってしまい、何度拭いても全然キレイにならないのです そこでネットで調べてみたところ、これは「スタッドテイル」ではないかという事がわかってきました。 いつもと違う体臭がしたのもどうやらこのせいだったようです。 「スタッドテイル」は尻尾の付け根にある尾腺から出る分泌物が過剰に出てしまったり、細菌感染に寄るものが主な原因のようです。 抗生剤を止めてしまったことで細菌に感染したか、病状が進んでホルモン異常が起こっているのかなのでしょうか・・・。 ただ痒がったり尻尾を気にして舐めたりするそぶりは全くありません。見た目にも腫れたり炎症を起こしているような様子もありません。 治療法としては、シャンプーなどでキレイに洗い流すことが一番のようで、あらかじめクレンジングオイルで拭きとり、その後人間用のシャンプーで洗えばいいとの事。 早速手持ちのクレンジングオイル(化粧用)と愛用のコラージュフルフルシャンプー(人間用)で洗うことに。 ひょう太くんはお風呂場が大好きなので、誘導するとすぐにお風呂場に来てくれましたが、さすがにシャワーを尻尾にあてると少し嫌がって逃げました。さっと洗い流して、その後は暖かいお部屋でドライヤーをかけてあげましたが、ドライヤーの風と音もイヤそうでした。 乾いた後を見てみると、ゴワゴワして固まっていた毛はすっかりフワフワに戻っていましたが、それもつかの間、翌日にはまた所々毛が固まっていました。 他にも前足などにもパリパリゴワゴワは広がっていたので、これは引き続きこまめなお手入れが必要になりそうです。 暖かくしてあげているとはいえ、冬場のシャンプーはちょっと可哀そうです。 できるだけ負担にならないよう、水の要らないシャンプーなども試してみようかと検討中です。
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by keitycat
| 2021-12-13 02:06
| ひょう太闘病記録
11月27日を最後に、抗生剤の投与は止めにしたものの、実は30日に珍しくくしゃみを連発し、その数時間後に左の鼻から粘っこい鼻水が垂れ下がっているのを見て、また鼻炎が始まったと思い、ストックしていた抗生剤を4日ほど投与していました。
一方でこれまでのカロリー摂取の為の強制給餌は一切やめ、サプリ(FCVリキッドとdフラクション)を混ぜたエネルギーちゅーるを1回に半量だけシリンジで飲ませています。サプリも本当は1日2回与えたいところですが、ひょう太くんの様子を見ながら、寝てるところを無理やり起こして投与するようなことは止めにしました。 そして11月27日の夜、今までで一番激しい夜鳴きがあったことは前々回の記事で取り上げましたが、実は12月4日の夜はそれを上回るほどの長時間(夜中の0時過ぎから翌朝9時まで)の夜鳴きがありました。鳴いているのを無視しても収まらず、ケージから出すと玄関先で延々鳴き続けるのです。その後は寒いバスルームの脱衣所に移動するので、ひょう太くんに付き合って私もその場で一緒に寝たり、落ち着いたところでまたケージに戻すのですが、1時間ほどするとまた大声で鳴き始め、再びケージから出してひょう太くんの後を追ってなだめて・・・の繰り返しで、結局翌朝9時過ぎまでほとんど眠れませんでした。その後はひょう太くんも余程疲れたのか、全くご飯も食べずひたすら寝ていました。 ちなみにケージから出してフリーにすると、トイレ以外でおしっこすることが増えてきたので目が離せないのです そんなことがあってから4日間ほどは、夜鳴きもなく大人しくケージで寝てくれる日が続きました。そしてケージに入ってさえいれば、目が覚めた時にトイレに行き、その後ご飯(シーバデュオ)もコンスタントに食べてくれるので、こちらも少し楽になります。 それにしてもどうしてこんなに日によってムラがあるんだろうと思い、ふと思いついて月齢カレンダーを見てみると、大騒ぎした日は「新月の夜」だったことがわかりました。 そしてこんな興味深い記事も・・・。 恐らくひょう太くんの野良猫人生の中で、新月は特別な日で、獲物を捕るのに夢中で一晩中走り回っていたのかな?と想像してしまいました。それとも仲良しのトラちゃんやグレイちゃん達とこの日は必ず集まって遊ぼうねっていつも約束していたのかもしれません。 ひょう太くんを保護して3ヶ月が過ぎましたが、お外への欲求はまだまだ収まりそうにありません。 特に外猫のトラちゃんがお腹を空かせて玄関前で鳴くので、それに答えるかのようにひょう太くんも鳴き返すのです。 次の新月は来年1月3日。覚悟しておかねば・・・。 #
by keitycat
| 2021-12-11 23:26
| ひょう太闘病記録
11月30日の朝の事。
いつもひょう太くんを診て下さっている整体師さんが、通りがかりに立ち寄って下さって玄関先で簡単に施術をしてくださいました。 その時、肩甲骨の脱毛部分に、何か硬いコブのようなものが出来ていると言われ触ってみると、直径3㎝厚み1㎝位の硬いしこりがいつの間にか出来ていたのです その1週間くらい前に、私がひょう太くんの背中をマッサージしていた時に、ビー玉くらいの大きさのプヨプヨした球体がしこりのすぐ近くに出来ていることに気づき、何だろう?と思っていましたがそのうち消えたのでそれ以上あまり気にしていませんでした。 毎日のように肩甲骨付近に皮下補液をし、脱毛部分には乳酸菌を湿布していたのに、こんな大きなコブがあることに全く気付きませんでした。というのもガリガリに痩せているので肩甲骨が飛び出していて、そういうもんだと思い込んでいたからです。まして脱毛部分は皮膚がむき出しの為、雑菌が付かないようあえて素手で触らないよう気を付けていましたし、補液の時以外はずっとお洋服を着せていて余計に気が付かなかったのです。 急にこのコブのようなしこりが気になりだして、ネットで調べまくったところ、もしかするとこれは「ネコ注射部位肉腫」なのではないかという疑念がどんどん膨らんできたのです ~ネコ注射部位肉腫とは~ 「 ネコ注射部位肉腫は皮膚に発生する腫瘍であり、ネコの腫瘍の約10%を占める。はっきりとした原因は明らかではないが、注射部位の炎症が引き金となり発生すると考えられている。注射部位肉腫は悪性度の高い腫瘍であり、局所浸潤性が強く、病理組織学的に完全切除と診断された場合でも、再発する場合が少なくない。また、遠隔転移も0−20%の症例で起こる 。Vaccine-Associated Feline Sarcoma Task Force(ワクチン誘発性肉腫対策委員会)は、注射部位にしこりが3ヶ月以上認められた場合、そのしこりが 2cm 以上ある場合、そして1ヶ月後にサイズが増大している場合、注射部位肉腫を疑い治療を行うことをすすめている。治療:治療としては、できるだけ広範囲の外科的切除を行う。取り残しがあることが多いため、術後に根治的放射線治療を行うことがすすめられている。また高グレードの腫瘍の場合には遠隔転移の心配もあることから、抗がん剤を併用するも多いが、抗がん剤の有効性はまだ明らかではない。」 これを読む限り、ほとんど確定的な気がして、目の前が真っ暗になりました 悪性腫瘍・・・。ガン・・・。転移・・・。 思い返せば、最初に行きつけの病院でコンべニア注射と点滴をし、その5日後に外猫診療所で点滴をして帰宅した際に突然背中に小さなハゲが出来ていて、その時は一時的なアルコール消毒液のせいかなと思っていたのですが、突然の脱毛は腫瘍の前兆だったのでしょうか? すぐに診療所の獣医さんに電話したところ、とりあえず画像を送って欲しいと言われ、メールで送り返事が来ましたが、やはり画像だけでは判断できず、別の病院で針で刺すかメスで切って組織を確認しないとわからないとの事でした。(診療所では設備がないためそこまでできないのです) でも「ネコ注射部位肉腫」を疑った時点で、私の気持ちはほぼ決まっていました。 検査して調べたところで、仮にそうであったとしても、今のひょう太くんの状態では、唯一の治療方法である全身麻酔での外科手術はまず不可能です。手術が出来ないのであれば、そもそも検査する意味はなく、それだけでひょう太くんにとっては大きなストレスになります。もちろん、腫瘍が良性が悪性か知りたいという気持ちは当然あります。良性であれば私が安心できるからです。 でももし悪性で手術もできないなら、このまま穏やかに過ごせるよう見守る以外はありません。 慢性腎不全だけでも苦しいのに、更に悪性腫瘍だとしたらあまりにも辛すぎます。事態の重さに心がつぶれそうになりました。 この事を猫師匠のYさんにも報告すると、暖かい励ましの言葉と共に、「悲しむとひょう太くんに伝わります。もっと幸せを感じられるよう心穏やかに見守ってあげて下さい」と言われ、ようやく我に返りました。 気弱になってメソメソすると、ひょう太くんが不安になってしまいます。いちいち一喜一憂するのは時間の無駄と思い、気持ちを切り替えてお世話を続けようと決めました。 あとはこのしこりが悪性で無い事を祈るばかりです。このまま大きくならずにそのうち消えてくれますように・・・。 #
by keitycat
| 2021-12-06 02:19
| ひょう太闘病記録
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